金曜日の夕方、訃報が届いた。
足柄山のトム・・・
びんことそっくりな顔で
しゃっきり立った耳だけが違っていたけど
周囲も、そして飼い主の私たちも間違うくらいそっくり。
少数派の茶色いビー玉みたいな目もそっくり。
びんことおんなじオーロラ母さんから生まれたトム。
お母さん似だったんだね。
とってもやさしくて、びんとも沢山遊んでくれた。
そしてとってもとってもいいこで
ママやパパの気持ちがわかって手がかからなくて
ほんとうに優しいお兄ちゃんだったんだ。
たったの7歳だったのにね。
病気と闘って、とっても辛かったね。
今まで頑張ったね。
きっとパパもママも、もっと我が儘言ってもよかったのにって思ってたよ。
土曜日の夜はお通夜だった。
トムとトム家の人柄なんだろう、たくさんの人や犬がお別れに来ていた。
文具店の看板犬として、みんなに愛されていたのがよくわかる。
お店のお客さんもたくさん来ていた。
手向けられたお花もいっぱいだった。
開成町で大会があったので
終了後、数人でお別れに行ってきた。
木曜日は、それまで食べられなかったご飯を、ちょっぴりだけど食べたんだって。
そして、みんなに会いたくて金曜日まで頑張ってくれたのかな。
日曜日に元気なトムのお顔を見に、遊びにいこうと思ってたのに
間に合わなかったのが残念で仕方ない。
ごめんね、トム。
トムはとっても優しい顔で眠っていた。
もう痛みともさよならだ。
空の上で、元気いっぱいに走り回ってるんだろうね。
どっこも痛くないもんね。
楽しいね。
空の上でキラキラ輝くお星様になって
いつまでも妹のメグと、パパとママと、そしておばぁちゃんを見守ってあげてね。
ご冥福を心からお祈りします。
どうぞ安らかに・・・トム。